平成30年度山梨県分析化学交流会を開催

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2019年03月07日

 2019年3月4日(月)に、甲府キャンパス大村智記念学術館において平成30年度山梨県分析化学交流会を開催しました。前回から7年ぶり5回目となる今回の開催は、日本分析化学会関東支部支部長の早下隆士上智大学教授をはじめ分析化学分野の本学名誉教授、大学関係者、学生、企業関係者など総勢28名が参加しました。

 交流会では、本学大学院総合研究部の教員3名から、次の講演がありました。

1)「小型試料前処理デバイスを用いる揮発性有機化合物の高感度分析」植田郁生工学域助教

2)「マイクロ流体工学を基盤とする免疫測定技術の開発」浮田芳昭工学域助教

3)「LEDを光源に用いる簡易な分析装置の開発」鈴木保任生命環境学域准教授

 ここでは、従来技術に比べて安価で簡便、かつ高感度な分析技術の開発に関する研究成果について紹介があり、産業化された技術や自治体の環境分析法に採用された技術、今後の発展が大いに期待される技術や測定法など、最先端の分析化学技術に関する話題に終始活発な議論が行われました。その後の情報交換会では、今後の分析化学交流会の有り方など様々な意見交換が行われて有意義な交流会となりました。

 また、交流会に参加された早下教授が、大村智記念学術館の1万人目の来館者となり、杉山理事より記念品が贈呈され、これも思い出に残る交流会の一ページとなりました。

 

日本分析化学会関東支部

 

平成30年度山梨県分析化学交流会の集合写真

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