グリーンエネルギー 変換工学特別教育プログラム

グリーンイノベーション創出のリーダーを育成する。

人類が直面している最も大きな課題の一つであり、我が国の新成長戦略分野の一つとして位置づけられているグリーンエネルギーの変換と貯蔵に関する科学技術の飛躍的発展が強く望まれています。本プログラムは、エネルギー変換工学とその経済性に広い視野角を持ちグローバルに活躍するグリーンイノベーション創出のリーダーを、産学官が理念を共有した教育体制により育成することを目的としています。
本プログラムを通じて取り組む課題は、1)低炭素持続社会構築のためグリーンエネルギーを効率的かつ経済的に変換・貯蔵する画期的な科学技術の開発、2)種々のエネルギー変換デバイスのベストミックスの実現、これらの研究を通した3)グリーンイノベーションの創出であります。これらの課題はさらに下記4分野毎の課題に分けられます。短期、中期、長期的な視点に立ち、これらの課題を解決できる能力を身につけた世界的リーダーを基礎・実学融合教育により養成します。

  • 燃料電池分野:高性能・高耐久性・低コストの電極触媒、高分子電解質膜の開発と電池設計
  • 太陽エネルギー分野:変動が大きい太陽エネルギーを高効率、経済的、大規模に変換・貯蔵する多様で画期的な科学技術の開発
  • エネルギー変換材料分野:固体酸化物形燃料電池や酸化物半導体太陽電池など、上記の2分野で必要な高機能新規材料の合成とさらなる高性能化への物性解析
  • 新エネルギー工学分野:クリーンエネルギー媒体としての水素を地域、社会状況に柔軟に対応して製造する、多様な方法の開発

プログラムの特色

本プログラムでは、グローバルに活躍するグリーンイノベーション創出のリーダーを育成するために、特色ある独自の教育体制およびカリキュラム等により、博士人材を育成します。主な特色は以下のようです。

教育体制

  • 国内外の多彩な教育研究機関による連携教育
  • 少人数教育(学生/教員=約1.5人)
  • グローバル協働教育ネットワーク
  • 魅力ある学修研究環境の整備

特色あるカリキュラム

  • メジャー/サブメジャー制度
  • マイスター認定制度
  • 討論能力の養成
  • インターンシップ
  • 長期海外留学

その他

  • 経済的支援制度
  • 修了生のキャリアパスの確立

募集要項

募集要項はこちらをご覧ください。»

修了後の進路

平成26年度

大学院修士課程修了者数 13
就職者数 11
博士課程進学者数 2
その他 0

就職先

Petroliam Nasional Berhad (マレーシア)、シチズン電子、ソフトバンク、大明化学工業、東京電力、東芝機械、日産自動車、日本ケミコン、富士通インターコネクトテクノロジーズ、大和電機工業

宮城県

進学先

山梨大学大学院(博士課程)