世界初、新日本無線、高電流増幅率・低オン抵抗 シリコンSJ-BJTパワーデバイスを開発

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2020年09月01日

新日本無線株式会社(本社:東京都中央区 代表取締役社長:森田 謙一)は、山梨大学大学院総合研究部の矢野浩司教授(以下、山梨大学)、他と共同で、コレクタ領域をスーパージャンクション(SJ)構造*1とするシリコンバイポーラトランジスタ(以下SJ-BJT)の開発に成功しました。

世界初、新日本無線、高電流増幅率・低オン抵抗 シリコンSJ-BJTパワーデバイスを開発

図1 TO-247に組み立てたSJ-BJT

図1 TO-247に組み立てたSJ-BJT

本技術により、電流開閉器の更なる小型化、低損失化が期待でき、将来の省エネ社会および低炭素化社会の実現に貢献します。

図2 SJ-BJTの断面構造 図3 SJ-BJTの動作原理

図2 SJ-BJTの断面構造

図3 SJ-BJTの動作原理

 

本成果は、パワー半導体デバイスの国際シンポジウムISPSD2020*2(主催:IEEEなど、公式サイト:
https://www.ispsd2020.com/)のプロシーディングで発表いたしました(Early publication 2020/8/19)。
尚、ISPSD2020は、2020年9月13日~18日の日程でvirtual conferenceの形式で開催される予定です。

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