五味 将史さん(修士課程2年)がUSE2016でYoung Scientist Awardを受賞

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2016年12月16日

 五味 将史さん(大学院修士課程電気電子システム工学専攻2年、指導教員:垣尾 省司教授)が、2016年11月16日(水)~18日(金)に釜慶大学校(韓国・釜山)で開催されたUSE2016(第37回超音波シンポジウム)において、Young Scientist Award(奨励賞)を受賞しました。

 受賞テーマは「High-coupling leaky SAWs on LiNbO3 or LiTaO3 thin plate bonded to high-velocity substrate(LiNbO3・LiTaO3薄板と高音速基板の接合によるリーキー系弾性表面波の高結合化)」です。これは、弾性波速度の速い支持基板と圧電薄板を接合すると、リーキー系弾性表面波のエネルギーが圧電薄板の表面付近に著しく集中し、その結合係数(電気⇔弾性波の変換効率)が格段に増加することを見出した研究成果を報告したもので、携帯電話やスマホに用いられている弾性表面波フィルタの高周波化や高性能化を図る技術として期待されています。

 五味さんは、「国際シンポジウムという大きな舞台で栄誉ある賞を受賞でき、大変嬉しく思っております。ご指導頂いた垣尾教授をはじめ、日々の研究活動を支えてくださった多くの方々に心から感謝申し上げます。今後もこの研究を発展させることができるように取り組んでいきます。」と話しています。

USE2016ホームページ:http://www.use-jp.org/USE2016/en/award/index.html

 

奨励賞を受賞した五味さんと発表ポスター

奨励賞を受賞した五味さんと発表ポスター

 

 

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