国際学会でBest Poster Awardを受賞

成果概要

2012年12月03日

左側が宇野助教.

 

 宇野和行助教(工学部電気電子工学科)が,11月23日から25日に台湾(台北,TICC)で開催された14th APALMS (The Asian Pacific Association for Laser Medicine & Surgery) にてBest Poster Awardを受賞しました。

 同学会は2年に一度開催され,レーザー医療の発展,工学と医学の融合に貢献しています。14回目の今回のテーマは”Prospective Laser Medicine”(「将来のレーザー医療」)で,アジア・太平洋圏を中心に16カ国の研究者の参加がありました。

 受賞対象論文は,”Longitudinally Excited CO2 Laser for Dental Treatment”(Kazuyuki Uno, Hiroyuki Hayashi, Tetsuya Akitsu, Takahisa Jitsuno)(「歯科応用のための軸方向放電励起CO2レーザー」)で全てのレーザー歯科治療を1台の低コストでポータブルなレーザー装置で行うことを目的とし,非常にシンプルなCO2レーザー装置の開発と,歯牙に炭化を生じさせない短パルスのCO2レーザーの生成,それによる歯牙(甲府市は印鑑の街なので象牙を使用)のきれいな切削の実現と切削特性の評価を行ったことが,非常に優れた質や独創性と評価されたものです。

 宇野助教は「名誉な賞を頂き大変嬉しく思います。一緒に研究をしてきた研究室の学生に心から感謝をしています。この受賞をこれからの研究の励みにしたいと思います。」と話しています。

 なお,同研究のシンプル・低コスト・ポータブル・短パルスCO2レーザーは,共同研究により製品化プロジェクトが進行しています.

 

 

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