長尾雅則助教が日本電子材料技術協会から優秀賞受賞

成果概要

2008年11月21日

附属クリスタル科学研究センターの長尾雅則助教が、平成20年11月14日(金)に開催された日本電子材料技術協会第45回秋期講演大会において講演し優秀賞を受賞いたしました。
講演題目は、「R-123(R1Ba2Cu3Ox R:希土類元素)相単結晶ウィスカーの育成と超伝導異方性の評価」でした。
これは、酸化物系材料において複雑な化合物のひとつである酸化物高温超伝導体に関する研究です。
この物質群は、多数の元素から構成されているため、良質な単結晶を得るのが困難でした。その中、独自の方法によって電気炉と乳鉢といった一般的な装置だけで簡便に単結晶を育成することに成功しました。
また、育成単結晶の結晶性が良好であることから、その超伝導物性に関して系統的に評価を行い、この度の発表にまとめることができました。

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