長谷川准教授(工学部)が学術研究奨励賞を受賞

成果概要

2009年09月21日


長谷川 直哉准教授(工学部 循環システム工学科)が、実践経営学会「学術研究奨励賞」を受賞し、9月11日から9月13日に石巻専修大学(宮城県)で開催された実践経営学会第52回全国大会において授賞式が行われました。

本賞は、企業・産業に関する実態調査の発展に寄与する優秀な著書または論文対して授与されるもので、受賞研究業績は、「株価形成メカニズムにおけるCSRの機能と課題」(実践経営学会機関紙『実践経営No.45』所収)です。これは、企業不祥事対応と株価形成の関係を上場企業3社の事例を基に統計学的に実証分析した研究で、株価収益率と市場収益率の相関関係を分析した結果、企業経営においてCSRの重要性が標榜されているにもかかわらず、株価形成に積極的な役割を果たしていないという主張であり、企業実務で重視されているテーマに実証的、多角的に切り込んだ点が評価されての受賞となりました。

長谷川准教授は、「これまで研究してきたCSR経営およびCSR金融分野の研究をこのような形で評価していただき、大変光栄に思っています。この研究を継続し著作としてまとめたいと思います。」と話しています。

※CSRとは、Corporate Social Responsibility 「企業の社会的責任」の意で、収益を上げ配当を維持し、法令を遵守するだけでなく、人権に配慮した適正な雇用・労働条件、消費者への適切な対応、環境問題への配慮、地域社会への貢献など企業が果たすべき責任をいいます。

写真  上:授賞式の様子   下:記念撮影(右:平野文彦実践経営学会会長、左:長谷川准教授)

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