武藤准教授が「著作賞」を受賞

成果概要

2009年10月15日

武藤 慎一准教授(工学部土木環境工学科)は、筑波大学の徳永澄憲教授、中国自動車技術研究中心(CATARC)の黄永和主席専門家、中国上海社会科学院の孫林准教授、(株)現代文化研究所の沖山充主席研究員との共著である「自動車環境政策のモデル分析−地球温暖化対策としての環境車普及促進政策−」で、第18回日本地域学会学会賞「著作賞」を受賞し、10月10日(土)〜12日(月)に広島で開催された日本地域学会第46回年次大会において授賞式が行われました。

これは、5年余にわたる日本と中国の学者、専門家の共同研究の成果をとりまとめたもので、自動車交通に係わる地球温暖化対策として、先進国だけでなく新興国、開発途上国を含めた世界各国で環境車を普及させることが必要との認識のもと、環境車普及に必要な燃費規制策と自動車グリーン税制の実施策をモデル分析し、効率的に地球温暖化対策を実施する上で必要な施策を明らかにしました。
なお、同賞は、過去2年以内に出版もしくは公表された研究図書のうち、地域学の発展に著しく寄与し、その意義や貢献が多大である著作物に与えられる賞です。

武藤准教授は、「これまで取り組んできた環境政策のモデル分析に関する研究を、このような形で評価していただき大変光栄に感じますとともに、これまで研究を支えていただいた方々に感謝申し上げます。この賞を励みに、今後もさらに研究を発展させられるように努力して参りたいと思います」と話しています。

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