修士課程工学専攻電気電子工学コース2年の鈴木涼人さんが応用物理学会で講演奨励賞を受賞

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2023年03月29日

令和5年3月15日(水)、上智大学で開催された応用物理学会春季学術講演会において、修士課程工学専攻電気電子工学コース2年の鈴木 涼人さん(指導教員:垣尾 省司教授、鈴木 雅視助教)が第53回(2022年秋季)応用物理学会講演奨励賞を受賞し、同講演会において受賞記念講演を行いました。

 同賞は、発表件数が数千件を超える春季及び秋季学術講演会において、応用物理学の発展に貢献しうる優秀な一般講演論文を発表した満33歳以下の若手会員に対して贈られるもので、今回は34名が受賞しました。

 受賞テーマは「Ca3TaGa3Si2O14ラブ波型SH波の高温下における共振特性」です。Ca3TaGa3Si2O14という新規ランガサイト型圧電単結晶上を伝搬するラブ波型SH波が,周囲温度に対する周波数変動が極めて小さく、電気機械結合係数が従来の水晶上のものよりも約5倍大きいことを明らかにし,原子力発電所のタービン内などの600℃程度の高温環境下において温度計測や圧力計測に利用可能な弾性表面波センサとしての有効性を明らかにした研究成果を報告したものです。

 受賞した鈴木さんは、「このたびは、応用物理学会奨励賞という名誉ある賞をいただき、大変嬉しく思います。日頃からご指導いただいた垣尾先生、鈴木先生を始め、研究室の皆様に感謝申し上げます。今回の受賞を励みに、社会のためになる新しい技術を生み出すべく、より一層努力していく所存です」とコメントしています。

 

公益社団法人応用物理学会

 

平本 俊郎応用物理学会会長(左)と受賞した鈴木さん(右)

平本 俊郎応用物理学会会長(左)と受賞した鈴木さん(右)

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