チェン准教授が日本質量分析学会奨励賞を受賞
成果概要
2015年07月28日
チェンリーチュイン准教授(工学部電気電子工学科)が、第63回質量分析総合討論会(つくば国際会議場:2015年6月18日開催)において、日本質量分析学会奨励賞(MSSJ Research Award)を受賞しました。
同賞は、質量分析学の進歩に寄与する優れた研究をなし,なお将来の発展を期待しうる者に授与される賞です。
受賞対象論文は「超大気圧質量分析イオン源の開発とその応用」で、従来の大気圧イオン源では、エレクトロスプレー発生電圧と空気の絶縁破壊電圧が近いので、水溶液のように大きな表面張力をもつ試料への適用が難しかったが、同准教授らは、放電を起こす絶縁破壊電庄が高圧領域で増加するというパッシェンの法則に着目し、作動気圧が1気圧以上(現在20気圧まで実現)の高圧エレクトロスプレーイオン化法を開発し、高速たんぱく質解析などの応用に寄与したものである。
受賞に対し、チェン准教授は、「このような賞を頂き、大変光栄に思います。これまで研究を支えてくださった多くの先生方、技術職員、事務職員の皆様に深く感謝しております」と話しています。
参考HP:http://www.mssj.jp/about/awards.html
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