波切 堅太郎さん(2019年修士課程修了)が応用物理学会で講演奨励賞を受賞

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2019年04月15日

 波切 堅太郎さん(大学院修士課程工学専攻電気電子工学コース2019年3月修了、指導教員:垣尾 省司教授)が、2019年3月9日(土)~12日(火)に東京工業大学大岡山キャンパスで開催された第66回応用物理学会春季学術講演会において、第45回応用物理学会講演奨励賞を受賞し、受賞記念講演を行いました。

 同賞は、応用物理学会の春季および秋季学術講演会において、応用物理学の発展に貢献しうる優秀な一般講演論文を発表した若手会員に対して贈られるもので、今回は2018年秋季学術講演会において選出された35名が受賞しました。

 受賞テーマは「LN/水晶接合構造上の縦型リーキーSAWを用いた音響光学変調素子」で、異種材料接合構造を用いて弾性波エネルギーの表面集中を図ることにより、従来音響光学変調素子への適用が困難であった縦型リーキー弾性表面波(SAW)を低い駆動電圧で適用可能とし、変調光がもつシフト周波数の高周波化を実現した研究成果を報告したもので、光距離計測の高精度化を図る技術として期待されています。

 受賞した波切さんは、「この度は名誉ある賞を頂き、誠に光栄に思います。ご指導、ご協力頂いた垣尾教授をはじめ、研究室の皆様に心より感謝申し上げます。この受賞を励みに、社会のためになる新しい技術を生み出すべく、日々精進して参ります」と話しています。なお、波切さんは同受賞テーマのポスター講演にてPoster Awardを同時受賞しています。

 

応用物理学会講演奨励賞を受賞した波切さん

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