大学院生が国際会議でBest Paper Awardを受賞

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2011年08月30日

上野仁さん(情報機能システム工学専攻システムソリューション工学分野の社会人学生:指導教員 新藤久和教授)は,7月6日から8日にロンドンで開催されたThe 2011 International Conference of Computer Science and Engineeringで発表した論文「System Performance Improvement By Server Virtualization」が、全体で756本の論文の中から選ばれた16本のBest Paper Awardに選ばれました。

受賞論文は「System Performance Improvement By Server Virtualization(サーバー仮想化によるシステム性能向上)」です。
近年、コンピュータのハードウェアは高多重マルチプロセッサで性能向上する方向にありますが、一般的なアプリケーションプログラムは高多重マルチプロセッサを有効に利用できないものがほとんどですので、本論文では、高多重マルチプロセッササーバを多数の1、2多重マルチプロセッサに分割することにより、トータル性能をどの程度向上できるか実測例を用いて検討し、個々のシステム毎にその性能向上率を推定する方法を提案したものです。この推定法の実用性が評価され受賞につながったものと思われます。

大会のサイト:http://www.iaeng.org/WCE2011/congress_awards.html

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