修士課程工学専攻機械工学コース1年の鈴木泰聖さんが日本鋳造工学会第187回全国講演大会において学生優秀講演賞を受賞

ニュース

2026年09月02日

 令和8年5月23日(土)~24日(日)に栃木県宇都宮市で開催された「日本鋳造工学会第187回全国講演大会」において、修士課程工学専攻機械工学コース1年の鈴木泰聖さん(指導教員:野田善之教授)が「学生優秀講演賞」を受賞しました。

 本賞は、同大会において優れた講演を行った日本鋳造工学会の学生会員に授与されるもので、鋳造分野の発展に大きく貢献する研究であることが高く評価されました。

 受賞対象となった研究テーマは、「自動注湯機の遠隔操作における注湯状態の自在操作を可能とする操作インターフェースの開発」です。

 多品種少量生産が進む鋳造産業では、高温の溶融金属を砂型へ高精度に注ぐ「自動注湯機」の遠隔操作技術の開発が進められています。本研究では、遠隔地にいる操作者が自動注湯機を自在かつ高精度に操作できるインターフェースを開発しました。

 研究では、注湯工程を機能ごとに分け、それぞれの注湯状態を個別に管理できる操作インターフェースを構築しました。また、危険につながる操作などを反力によって制限することで、安全な操作を可能とする力覚提示機能を汎用部品で安価に実現した点が高く評価されました。

 現在の自動注湯機は、多品種少量生産への適用が難しく、多くの鋳造現場では手作業による注湯が行われています。本研究成果の実用化により、多品種少量生産を行う鋳造現場への自動注湯機の導入が進み、人手不足の解消や作業の自動化につながることが期待されます。

 受賞した鈴木さんは、「鋳造産業はものづくりの基盤産業であり、自動車や航空宇宙、船舶、工作機械、さらには工芸品にも利用されています。一方で、人材不足が深刻化しており、鋳造工程の自動化やロボット化が強く求められています。このような社会課題への技術的な解決策の一つとして本研究が評価されたことを大変光栄に感じています。今回の開発技術は汎用品で構成できることから実用化しやすく、今後は社会実装も見据えて、研究活動に取り組んでいきたいと思います」と今後の抱負を語りました。

受賞情報の詳細は下記のURLよりご確認ください。

日本鋳造工学会「令和8年度 各賞受賞者」
https://jfs.or.jp/overview/award-winner/r8_hyoshosha/

 

受賞した鈴木さん

«