修士課程工学専攻機械工学コース2年の小池純矢さんが日本鋳造工学会学生優秀講演賞を受賞

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2021年10月12日

修士課程工学専攻機械工学コース2年の小池純矢さん(指導教員:中山栄浩 機械工学科教授、猿渡直洋 機械工学科助教)がオンラインで開催された日本鋳造工学会 第176回全国講演大会において、学生優秀講演賞を受賞しました。同賞は日本鋳造工学会の1年間の全国講演大会の中で、関東支部に所属する学生を対象に優秀な講演をした学生を表彰するものであり、小池さんを含み6名が受賞しました。

 

講演した題目は「溶体化処理直後の急冷温度範囲がAC4CHアルミニウム合金の材料特性に及ぼす影響」です。AC4CHアルミニウム合金とは自動車用ホイールに用いられるもので、製品として使用される際には、強度を確保するために一度高温に加熱してから急激に冷却されます。しかし、高温から低温まで一気に冷却すると製品が変形するなどの問題が生じることがあります。小池さんは高温から低温までのような広い温度範囲でなく、限られた温度範囲だけを早く冷却することで変形を抑えながら強度を確保する研究に携わっており、講演では検討結果を報告しました。

 

受賞した小池さんは笑顔で「この度は大変栄えある賞を賜り、とてもうれしく思います。受賞は中山栄浩教授と猿渡直洋助教に日頃様々な面からご指導とアドバイスをいただいた賜物です。心より深く感謝申し上げます。今回の受賞を励みとして、今後も先生方を含んだ研究室メンバーとともにアルミニウムの研究に対して、より一層精進して参ります。」とコメントしています。

 

※公益社団法人 日本鋳造工学会関東支部 http://www.j-imono.com/information/info/20201218.htm

受賞した小池純矢さん

 

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