原本准教授が土木学会論文賞を受賞

成果概要

2015年06月18日

 表彰状

 

 原本英司准教授(国際流域環境研究センター)が平成27年6月12日に開催された土木学会定時総会で「平成26年度土木学会論文賞」を受賞しました。 

 同賞は、土木学会論文集等の土木学会の刊行物に発表された論文のうち、独創的な業績を挙げ、土木工学分野の学術研究の進歩・発展に顕著な貢献をなした論文の著者に授与されるものです。

 受賞した論文「水中のクリプトスポリジウム・ジアルジア検査における遺伝子検査法の実用性に関する検討」は、水道原水中の原虫の検査において、現在主流の顕微鏡観察法にかえて遺伝子検査法を用いることで、簡便かつ精度の高い検査が可能となることを国内30ヶ所の浄水場で採取した水道原水を用いて実証し、水道水の微生物学的安全性の確保に貢献できる研究成果が得られたものです。

 同論文は、昨年12月に「第50回環境工学研究フォーラム論文賞」も受賞しており、二つめの受賞となりました。
 
 受賞した原本准教授は「伝統ある土木学会論文賞を頂くことができ大変光栄に存じます。本研究は、学外の先生方との共同研究として実施したものであり、国立保健医療科学院の秋葉道宏先生、浅見真理先生、岸田直裕先生、国立感染症研究所の泉山信司先生、仙台市水道局の今野祥顕氏に大変感謝申し上げます。」と述べています。

 

関連リンク
国際流域環境研究センター
工学部土木環境工学科
原本英司准教授

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