木下助教が学術奨励賞を受賞

成果概要

2012年03月02日

木下雄一朗助教(大学院医学工学総合研究部,コンピュータ・メディア工学専攻担当)が,ヒューマンインタフェース学会第13回学術奨励賞を受賞し,2012年3月1日に芝浦工業大学で開催された,ヒューマンインタフェース学会2012年度通常総会において,授賞式が行われました.

受賞対象の講演論文は,街並みイメージの可視化による感性街歩きマップの構築とその効果の検証( 木下 雄一朗,塚中 諭,中間 匠)です.

この研究は,都市における街並みの局所的なイメージの変化,イメージの連続,イメージの強弱といった情報を可視化し,街歩き旅行向けの地図情報システムとして実装したものです.このシステムを用いた街歩き実験の結果,旅行者の街歩きにおける行動範囲やそのバリエーションの拡大などにつながるなど,旅行者に街並みイメージ情報を提示することの有効性も示されました.

なお,同賞は,前年に開催されたヒューマンインタフェースシンポジウム(ヒューマンインタフェース学会主催)において発表された講演論文の中から,若手研究者(35歳未満)による優れた講演論文に授与されるもので,今回は2段階の審査を経て,木下助教の講演論文を含む5件が受賞しました.

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