末木裕太さん(博士課程システム統合コース)が日本鋳造工学会論文賞を受賞

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2019年06月19日

 大学院博士課程2年(システム統合コース)の末木裕太さんと機械工学科の野田善之准教授が「令和元年度日本鋳造工学会論文賞」を受賞し、5月18日に千葉工業大学で開催された日本鋳造工学会総会において、授与式が行われました。この賞は、平成27-28年度に日本鋳造工学会の学会誌に掲載された論文の中から3編の論文が選ばれ、表彰されるものです。

 受賞対象となった論文は「取鍋傾動式自動注湯機における湯こぼれを最小化する取鍋位置の最適化」で、鋳造産業で用いられる自動注湯機の数理解析を行い、数理解析に基づいた自動注湯機の制御系設計を行うことで、湯こぼれを最小化できることを示しました。この研究成果が、鋳物品質の安定化と環境改善に貢献できる点が評価されました。

 この受賞に対し、末木裕太さんと野田善之准教授は「このような賞をいただき大変光栄であり、ご協力いただいた皆様に感謝申し上げます。今回の受賞を励みに、今後も社会に役立つ技術開発に取り組んでいきたい。」と語っています。

末木裕太さん(中央)と野田善之准教授(右)

 

 

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