学部4年の塩澤光一朗さんが電気音響研究会で学生研究奨励賞を受賞
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2018年11月28日
(一社)日本音響学会 電気音響研究会と(一社)電子情報通信学会 応用音響研究会の共催研究会が,平成30年11月21日・22日に輪島市(ホテルこうしゅうえん)において開催されました。この研究会において,工学部コンピュータ理工学科4年の塩澤光一朗さん(指導教員:小澤賢司 教授,共同研究者:アルパイン(株)伊勢友彦 博士)が,学生研究奨励賞を受賞しました。ポスターセッション来場者の投票により選ばれたものです。
受賞対象となった研究題目は「時空間音圧分布画像と機械学習を利用した音源分離に関する検討」です。音源分離とは,2人以上の話者が同時に話をした場合に聞こえる重畳音声から,1人ずつの音声を抜き出す技術です。塩澤さんは,並べて配置した9個のマイクロホンからの出力を画像と見なしたうえで,話者の到来方向に依存する画像の性質を深層学習させることで,良好な分離性能を達成しました。スマートフォンにも搭載できるサイズのシステムですので,今後,色々な場面での利用が期待されています。
受賞した塩澤さんは,「性能の向上を目指して,今後も努力を続けていきたいと考えています」とコメントしています。
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