院生と2名の学部生が受賞

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2014年04月15日

 小出渉太さん(大学院コンピュータ・メディア工学専攻2年、指導教員:木下雄一朗准教授)、小園励地さん(工学部コンピュータ・メディア工学科4年、指導教員:郷健太郎教授)、中野友文さん(工学部コンピュータ・メディア工学科4年、指導教員:木下雄一朗准教授)が情報処理学会第76回全国大会(平成26年3月11日〜13日:東京電機大学)にて優秀な学生の研究発表に送られる「大会学生奨励賞」を受賞しました。 

 小出さんの受賞題目は「街歩き旅行者の写真撮影促進にもとづく思い出形成支援(講演番号:4ZD-3)」で、思い出の形成に着目した街歩き支援システムの構築を行い、そのシステムの有用性を検証するため実際に街歩き実験を行いました。実験結果の緻密な分析および質疑応答等が総合的に評価されての受賞となりました。
 小出さんは「自身が力を注いだ部分が評価され、学生奨励賞をいただくことができ、光栄に思います。今回は、研究室の皆様の協力があっての受賞だと思います。心から感謝申し上げます。」と話しています。

小出渉太さん

 

  小園さんの受賞題目は「折りを用いた新しいディスプレイにおけるジェスチャの導出(講演番号:5ZA-3)」で、折り紙の1技法である平織りを用いた従来とは異なる表面構造をもつ新たなフレキシブルディスプレイの提案と作成を行い、それにおけるジェスチャの導出を行った研究です。研究内容の新規性と発表における質疑応答等が総合的に高く評価されての受賞となりました。
 小園さんは「このような賞をいただいたことを大変うれしく思います。本研究に協力していただいた研究室の皆様に心から感謝申し上げます。本研究はまだスタート地点なので、これからの発展を目指して頑張りたいと思います」と話しています。

小園励地さん

 

  中野さんの受賞題目は「習熟度を考慮した初心者のためのイラスト描写学習支援システム(講演番号:2ZB-7)」で、イラスト学習ユーザの習熟度に応じて支援手法を変更することで学習を効率化する手法を提案し、それを基に構築した学習支援システムの効果を検証した研究です。構築したシステムと実験の規模が高く評価されての受賞となりました。
 中野さんは「このような賞をいただき大変嬉しいです。絵画や芸術に関する分野についてはまだ研究の可能性が多く残されているので、この分野の発展につながるよう、これからも研究に励みたいと思います」と話しています。

中野友文さん

 

※平成24年度の工学部改組再編に伴い、コンピュータ・メディア工学科を主要な母体として コンピュータ理工学科 が設置されました。詳しくはコンピュータ理工学科ホームページをご覧ください。

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