学会奨励賞を受賞

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2012年11月22日

 植田郁生助教(応用化学科)が2012年11月15日に開催された第23回クロマトグラフィー科学会議(長良川国際会議場・岐阜市)でクロマトグラフィー科学会奨励賞を受賞しました。

 受賞研究業績は「針型抽出デバイスを用いる揮発性有機化合物の前処理」です。

 この研究では、内部に繊維や粒子の抽出媒体を充填した針型の抽出デバイスを開発し、空気中の揮発性有機化合物(VOC)を従来法よりも飛躍的に迅速かつ簡便に抽出して、ガスクロマトグラフで分析することが可能となりました。これまでに、この抽出針を、室内空気環境測定、火災現場における油分の分析および呼気中のVOCの分析などに応用してきており、今後、さらなる応用が期待されます。

 同賞は、クロマトグラフィーに関する領域において意欲的に研究を行い、将来を期待される研究者に授与されるものです。

 植田助教は「名誉な賞を頂くことができ、大変嬉しく思うと同時に、多くの方のご指導とご協力で本賞を受賞できたことを、大変感謝しております。この受賞を励みに、今後より一層、研究活動に精進して参ります」と話しています。

 

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