高機能アナログ集積回路

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 スマートフォンや携帯電話などの機器は集積回路を用いて実現されています。集積回路とは、シリコンの結晶を切り出して作った数ミリメートル角の薄い板(チップ)の上に、非常に小さなトランジスタを用いて作った電子回路のことです。トランジスタとは電流の流れやすさを変えることの出来る小さなスイッチです。最新のトランジスタは数十ナノメール(1ナノメートルは10億分の1メートル)角程度にまで微細化が進んでいます。そのため、1枚のチップ上には10億個を超えるトランジスタが含まれることもあります。トランジスタは1個では単なるスイッチですが、組み合わせて用いることで様々な機能を実現することが出来ます。しかし、微細なトランジスタは壊れやすいため、高い電圧では使うことが出来ません。また携帯機器で用いる場合には小さな電流で動作させなければなりません。最新のトランジスタの性能を活かすためには新しい回路構成が必要となるのです。私たちは低電圧動作、低消費電力、低雑音化などの性能向上を実現するため、新たな回路構成を生み出す研究を行っています。特に、携帯電話などの微少な受信信号を、デジタル信号処理回路に入力可能な電気信号に変換するアナログ信号処理回路や電源回路などのアナログ集積回路の研究に取り組んでいます。

高機能アナログ集積回路