次世代大容量ホログラフィックメモリの開発とその応用の研究

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 ビデオオンデマンドやハイビジョン放送が実用化され,更なる映像の高精細化が検討されています.また,消費者やユーザの行動情報を記録したビックデータから,新しいサービスを開発するために有用な情報を解析・抽出する技術が近年注目されています.新しい技術が開発されるとともに,常に扱う情報量は増大の一歩をたどり,この多くの情報を保存したい,送信したい,高速に処理をしたいというニーズが顕在化しています.CDやDVDなどの既存の技術の延長では,光の回折限界によりこれ以上の飛躍的な記録密度の向上が難しいと言われており,新奇の記録技術の開発が望まれています.

 私たちの研究室では,大容量で,高速転送可能な次世代の情報記録技術の開発を目指して,ホログラフィー技術を中核とした光メモリの開発研究を行っています.記録層を面から体積に変えることにより,記録密度の大幅な向上が期待されています.また,2次元のページデータの一括再生により高速に情報を再生することができるようになります.現在,DVDディスクと同じ大きさで,3Tバイト,つまり3000Gバイトの情報を記録できるディスクを作りたいと考えています.

 他にもこの新しい光メモリを応用した,超高速光情報処理や,光制御型光配線技術の研究を行っています.

次世代大容量ホログラフィックメモリの開発とその応用の研究

(a) 再生されたデータ

次世代大容量ホログラフィックメモリの開発とその応用の研究

(b) ホログラムの記録再生実験系

図: ホログラムの記録実験