コンピュータとインテリジェントセンサ

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 最近の情報処理技術の発達には著しいものが見られます。その技術の中心であるコンピュータは、どんどん処理速度が速くなり、取り扱えるデータ量も大きくなっています。一方、小型化も進み、身近な電気製品のほとんどにはマイコンと呼ばれる組み込み用小型コンピュータが内蔵され、より便利な機能を提供しています。今やコンピュータは単なる「計算する機械」から機器や装置にさまざまな機能を付け加えるためになくてはならないものになりました。

 コンピュータと組み合わせることで、新しい機能を持つようになった装置のひとつにセンサがあります。センサとは目や耳、舌などの人の感覚の代わりをしてくれる装置です。すでに、目の代わりをしてくれるセンサとして、デジカメなどで使われるCCDカメラが開発されました。また、耳の代わりをしてくれるものとしてはマイクがあります。ところが、味覚、嗅覚を代用するセンサはまだ身近では見かけません。というのも、味覚や臭覚は、視覚や聴覚と違い多種の化学物質によってもたらされること、また、脳・神経網による情報処理がからむことなどからコンピュータを使わない従来のセンサ技術では実現することが困難であったためです。しかし、センサにコンピュータを組み込んだインテリジェントセンサを開発することで、味や匂いなどを測定できる可能性が見えてきました。

 私たちの研究室では、光ファイバーを用いたインテリジェント味覚センサの開発、ニューラルネットワークによる味認識の研究など、味覚や匂いなどの人間の感覚や感性に関わる研究を行っています。

コンピュータとインテリジェントセンサ