「夢の技術」の実現にあなたが必要です!

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◆ 毎年,大学の新入生に「あったらいいなと思う機械」をアンケートしています。タケコプター,どこでもドア,タイムマシン,全自動調理器… うんうん? ニヤリ? 

◆ いまから50年前の元旦の新聞に「20年後の未来」(だから30年前!)という子供向け記事がでました。宇宙空港,原子力ロケット,深海遊覧などなど,いまでもまだできていないものばかりです。当時,特撮ヒーロー番組で地球防衛隊がつかう腕時計型の通信器,そんなものもタケコプターと同じような夢でした 

◆ それから10年後の1960年代終わりに,「2001年宇宙の旅」というSF映画が公開されました。そこに登場する科学技術は,当時の科学者が「30数年後の2001年」をきちんと予測してデザインされました。街ほどの大きな宇宙ステーション,木星まで飛行する宇宙船,人工冬眠,意思をもつコンピュータ 

◆ さっきの新聞の「夢想(むそう)」よりはましな予測ですが,2014年の現在,まだ完全には実現できていません。では科学技術は不成功だったのでしょうか 

◆ でも,その映画の中に登場するテレビ電話はブラウン管型で,まるで持ち運べそうもないものでした。いま我々は,壁かけテレビを使い,携帯電話で動画をやりとりし,もちろんTV電話もできます。特撮ヒーロー番組の笑っちゃうような通信器が現実になり,昔の科学者の予想をはるかにしのぐ技術を手に入れました 

◆ 科学技術の進歩には方向性があります。私たちは「宇宙基地」ではなく「携帯通信器」を望み,皆が協力し夢をかなえたのです。夢を科学の力で現実にするのが工学なのです 

◆ 最後に少しだけ私の研究の話をしましょう。私は細胞よりもずっとずっと小さい超小型の機械部品をつくる研究をしています。普通の工具ではとてもだめなので,気体を工具に使います。それだけでもすごい事ですが,超臨界流体という気体でも液体でもない不思議な流体を使って画期的な向上を試みています。より小さく,正確に,環境に配慮しながらものをつくる技術を開発し,人工網膜(もうまく)装置といった夢の実現に一役も二役も買おうと思っています。

「夢の技術」の実現にあなたが必要です!

もっと便利にもっと小さくするためには 「機械を作る新しい機械が必要

「夢の技術」の実現にあなたが必要です!

超臨界流体とは