誘電体と光との新規相互作用に関する研究

- 工学部 基礎教育センター
- 准教授 東海林 篤
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誘電体とは絶縁体や半導体のことです。本研究室では光を使ったこれまでに知られていない誘電体と光との相互作用の探索と、新たな相互作用を用いた応用的研究について行っております。
●透明磁性体を用いた光の伝搬制御:近年、透明だけど磁石にくっつくものが知られるようになりました。そのような材料を微細加工すると光の伝搬が制御できることを実証しました。
●光の形を変えることで見えない物を見る:波面の揃った綺麗な光と汚い波面の光では物質との相互作用に違いはあるのでしょうか?本研究室では一様な波面ではない光を用いることでこれまで光では観測できないと考えられてきた物質中の素励起が観測できることを実証しました。
●燃料電池内の水分量をリアルタイムで測定:燃料電池で発生した水は、発電効率の面から詳しく知る必要があります。本研究室では従来の1/100の速さで水分量の変化を測定することに成功しました。
