
感性と知性
4B
Sound house (OTO)
担当教員・所属コース等・職
担当教員 | 所属コース等 | 職 |
---|---|---|
小澤 賢司(代表) | コンピュータ理工学コース | 教授 |
北村 敏也(副代表) | メカトロニクス工学コース | 准教授 |
垣尾 省司 | 電気電子工学コース | 教授 |
石井 孝明 | メカトロニクス工学コース | 教授 |
西崎 博光 | メカトロニクス工学コース | 教授 |
鈴木 雅視 | 電気電子工学コース | 助教 |
鳥谷 輝樹 | コンピュータ理工学コース | 特任助教 |
特徴
本ハウスは,文字通り「音」に関するハウスです.
さて,音は古来「耳に聞こえるもの」であり,音声コミュニケーションや音楽鑑賞などを通して私達の生活を豊かにしてくれています.また,音の正体は「空気をはじめとする弾性体の振動」であり,携帯電話など種々の通信機器における信号処理にも利用されています.音響学は,このように情報科学・心理学・聴覚生理学・物理学などが融合した学際的要素が多々あるため,広い視野を有する技術者の育成に好適な学問分野と考えることができます.
本ハウスでは,まず音響学基礎の勉強から出発し,最先端技術に触れながら学習を深化させていきます.最終的には,参加学生自身が,日頃から音について感じている「○○が聞きづらい」の問題解決や,「○○な音を聞いてみたい」という願望実現に挑戦してもらうことを狙っています.
ちなみにハウス愛称であるOTOは「音のローマ字表記」ですが,英語の接頭辞「oto-(耳の)」でもあります.
キーワード
- 音響工学
- 聴覚心理学
- 騒音・振動
- 音声認識
- 音声合成
- 音声言語処理
- 音響信号処理
- DSPプログラミング
- 超音波モータ
- 超音波アクチュエータ
- 弾性表面波デバイス
習得できる知識・技能・精神
[ 知識 ]
- 音響工学の基礎的事項(音の発生と伝搬,音の利用法と制御法)
- 聴覚心理学の基礎的事項(大きさ,高さ,音色,方向知覚)
- 音の信号処理の基礎的事項(A/D変換,周波数分析,フィルタリング)
[ 技能 ]
- 音に関する計測技術
- 音をコンピュータ上で自由自在に取り扱う技術
[ 精神 ]
- 身近な音の問題を広い視野に基づいた工学的問題と捉えて,解決するための知恵を生み出す過程を大切にしたいと思っています.
将来の展望
音響に関わる職業に就くもよし,趣味としてオーディオを楽しむもよし.
活動内容の概要
[ 1年次後期 ]
- ハウス教員による研究紹介を通じて,音響学の基礎的事項を修得
- 簡単なプログラミングを通じて,コンピュータで音を取り扱う技術を習得
[ 2年次 ]
- 自身の研究プロポーザルに備えて,必要な技能を習得
- 研究計画書の執筆
- 計画書に沿った研究の実施
[ 3年次 ]
- 計画書に沿った研究の実施
- 研究成果のまとめと発表技術の習得
活動風景

音のロケ風景:
中央にあるのがダミーヘッド(音響マネキン)で,人の両耳に到達した音を録音するために使います.

音の処理:録音してきた音(音圧の時間波形)は,コンピュータで処理します.

音の評価:さて,自分で作った音を聞いてみましょう!出来映えはいかが?