マイハウスプラン
キャリアハウス(工学部1年生向けの内容説明)

国際競争力

3A

フォトニック&ワイヤレスシステム

担当教員・所属学科・職

担当教員 所属学科
本間 聡(代表) 電気電子工学科 准教授
垣尾 省司(副代表) 電気電子工学科 教授
大木 真 電気電子工学科 教授
佐藤 隆英 電気電子工学科 教授
塙 雅典 電気電子工学科 教授
金 蓮花 メカトロニクス工学科 教授
關谷 尚人 電気電子工学科 准教授
中村 一彦 電気電子工学科 助教

特徴

情報通信技術(ICT)の急激な利用拡大が進んでおり,これを支えるアナログ高周波電気回路技術,高速ディジタル信号処理技術,光制御技術を習得したエキスパートエンジニアが産業界から強く望まれています.本キャリアハウスではICT分野を支える重要な要素技術(下記参照)に関連した実習メニューを通じて基礎的技能を習得すると共に,早い段階から新技術に関連する研究を遂行することにより,将来革新的なICT技術を生み出すことができる卓越した能力を有する人材を育てることを目指しています.

キーワード

  • 薄膜デバイス作成・評価技術
  • 高周波デバイス作成・評価技術
  • 光制御デバイス作成・評価技術
  • マイクロ波フィルタ作成・評価技術
  • アナログ集積回路設計・評価技術
  • 光計測技術
  • ホログラム作成・評価技術
  • 光ファイバネットワーク構築・評価技術
  • 無線センシングシステム構築・評価技術
  • ディジタル信号処理技術
  • コンピュータプログラミング

習得できる知識・技能・精神

[ 知識 ]

  1. レーザ光の発振原理
  2. 光導波路の原理
  3. 光ファイバの原理
  4. ホログラフィの原理
  5. ホログラム多重による大容量情報記録の原理
  6. 光制御方法と光制御素子の原理
  7. レーザ光計測の原理
  8. レーザ光制御用機能材料の物理
  9. 弾性波を用いた周波数制御素子の原理
  10. マイクロ波フィルタの原理
  11. アナログ電子回路の原理
  12. 通信理論と各種通信方式
  13. レーザ光と光ファイバによる大容量伝送の原理

[ 技能 ]

  1. 光制御素子の作製方法と特性評価方法
  2. 周波数制御素子の作製方法と特性評価方法
  3. 光空間変調器、光位相変調器の操作方法
  4. 各種高性能移動ステージの制御技術
  5. ホログラム媒体用のフォトポリマの作成方法
  6. 光ファイバ伝送システム用各種部品の取り扱い方法
  7. 各種光測定器の操作方法
  8. 光ファイバ伝送システムの構築・評価技術
  9. 光制御デバイスの設計方法とシミュレーション方法
  10. 光機能材料の作製方法と特性評価
  11. レーザ光計測の精度評価
  12. 評価制御システムのプログラミング
  13. フォトリソグラフィによる微細加工技術
  14. 真空装置の操作方法

[ 精神 ]

工学とは単なる匠の技ではなく,科学に立脚して様々な新しい技術を生み出す学問です. 本キャリアハウスでは,様々な物理現象に興味を持ち,それらを理解した上で創意工夫により社会に有用な技術へと応用する工学的素養を身につけることを目指します.さらにデバイスからシステムまでの幅広い視野を備え,自ら新しい技術を創造するにあたり,地球環境保全や異文化共生等,めぐるましく変化する時代の要求に柔軟に対応する素養も身につけることを目指します.

将来の展望

キャリアハウス実習後の卒業研究や大学院でのより高度な研究を通じて、光・無線技術を中核としてICT分野をリードできるエキスパートエンジニアの養成を目指しています。

活動内容の概要

[ 1年次後期〜2年次前期 ]

教員団が提示する基礎実習メニューを一つ一つ消化していくことで,光システムや高速無線システムに関連する基礎的技能を身につけて頂きます.

実習メニューの例

  1. 光制御素子の作製方法と特性評価
  2. 弾性波を用いた周波数制御素子の作製方法と特性評価
  3. マイクロ波フィルタの作製方法と特性評価
  4. ホログラムの多重記録と評価
  5. アナログ回路の設計・製作・評価
  6. 高速光ファイバ伝送システムの構築と評価
  7. 無線センシングシステムの構築と評価
  8. 光計測システムの構築と評価

[ 2年次後期 ]

基礎実習を通じて特に興味を持った分野を一つ選び,教員団と相談しながら研究テーマを一つ選定します.2年次前期までに身に付けた技能を駆使して,基礎的な検討を行います.2年次後期には,1年後輩に対する基礎実習の指導補助を行うことで,技能の定着も図ります.

[ 3年次通年 ]

研究を継続します.研究テーマは2年次と同じものを継続しても良いし,自らの興味に応じて別のテーマを選定しても構いません.1年間の研究の成果を春の学会で発表することを目指します.

活動風景

フォトリソグラフィによる微細加工の習得

ホログラム多重記録技術の習得

高速光ファイバ伝送システム構築・評価技術の習得

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