
感性と知性
4A
レーザーデバイス&アプリケーション
担当教員・所属コース等・職
担当教員 | 所属コース等 | 職 |
---|---|---|
宇野 和行(代表) | 電気電子工学コース | 准教授 |
小澤 賢司(副代表) | コンピュータ理工学コース | 教授 |
特徴
レーザーあるいはレーザー技術による製品は,身の回りにたくさんあります.例えば,電子機器の中にある全てのIC(半導体集積回路)にはレーザーで極微細な電子回路が刻まれています.病院の中には,切開や凝固,止血,蒸散,疼痛緩和などのレーザー治療器や生体のイメージングや血流測定などのレーザー診断器などがたくさんあります.これらだけでなく,レーザーは,製造・材料加工,医療・美容,通信,環境,エネルギーなど幅広い分野で使用・研究されています.レーザー技術は,先進的な産業や科学の発展を支える必要不可欠な基盤技術であり,今後ますます重要となります.
本ハウスでは,レーザー工学における基礎的な技術を実習により習得し,レーザー技術を用いた何か新しいデバイスの開発・実現を目指します.その中で,調査から提案,設計,実験,開発,報告まで遂行できる卓越した能力を有する学生を育てたいと考えています.また,本ハウスは,複数学科の教員が参加する学科横断的なハウスであり,従来の学科の枠にとらわれない活動を目標としています.それとともに,レーザー工学を軸としつつ幅広い分野の知識や教員の研究している様々な要素技術を学生の皆さんに伝えたいと考えています.
キーワード
- レーザー工学
- レーザーの作成
- 光学
- 光学実験
- 電気回路
- 電気電子工作
- 放電
- 高電圧パルスパワー
- レーザー加工
- レーザー医療
- 光ファイバ
- センシング
習得できる知識・技能・精神
[ 知識 ]
- レーザー工学や光学の知識
- 電気回路の知識
[ 技能 ]
- レーザー光源の製作技術
- 光学システムの設計・製作技術
- 光に関するデータの測定方法
- 電気電子工作の技術
- プレゼンテーションの技術
[ 精神 ]
- レーザーを使った遊びの中で思考力・発想力を養う
- 新しいデバイスを作る開発力・実行力を養う
将来の展望
幅広い視野・知識を有し,レーザーを自由自在に操ることができる技術者・研究者の養成を目指しています.
活動内容の概要
[ 1年次後期 ]
- 最初に,光の性質やレーザーの特徴,レーザーの原理,レーザー装置について,ゼミ形式で学びます.
- レーザーを使った基礎的な実習を行います.
[ 2年次 ]
- 2年間で研究したい内容や実現したい技術などを考え,そのテーマをプロポーザルとしてまとめます.
- テーマの実現に向けて実習を行います.
- 適切な時期に中間報告会を開きます.
[ 3年次 ]
- 実習のまとめを行います.
- 最終報告会でそれぞれの発表を報告してもらいます.
活動風景

レーザーの波長変換の実習(2年次)

マイコンによるLEDの制御の実習(1年次)