健康と安全
2D
国際水環境課題の発見
担当教員・所属学科・職
担当教員 | 所属学科 | 職 |
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風間 ふたば(代表) | 環境科学科(生命環境学部) | 教授 |
坂本 康(副代表) | 環境科学科(生命環境学部) | 教授 |
石平 博 | 環境科学科(生命環境学部) | 准教授 |
市川 温 | 国際流域環境研究センター | 准教授 |
岩田 智也 | 環境科学科(生命環境学部) | 准教授 |
小林 拓 | 環境科学科(生命環境学部) | 准教授 |
下川 敏雄 | 地域社会システム学科(生命環境学部) | 准教授 |
西田 継 | 環境科学科(生命環境学部) | 准教授 |
森 一博 | 国際流域環境研究センター | 准教授 |
特徴
アジアには、水環境をはじめとし、生活基盤が劣悪な国や地域が少なくありません。その改善に向けて、日本は今後も国際協力を行っていく必要があり、現地の人々とともに問題解決に努力できる人材が求められています。このハウスでは、主として国際流域総合水管理特別コース(博士課程)に在学しているアジアの各国からの留学生たちとの交流を通してアジア諸国の実情を知るとともに、それらの国々で顕在化している問題の本質を探ります。またそれらの問題の解決にはどのような学術的な知識や研究が役立つかを理解し、学術を通した国際協力の重要性を理解できる人材を育成したいと考えています。
キーワード
- 国際協力
- 途上国援助
- 流域管理
- 水質管理
- 土砂管理
- 生態系保全
- 洪水
- 渇水
- 公衆衛生
- 省資源型水処理
- 地下水管理
- 地理情報システム
- 流量予測モデル
- リモートセンシング
習得できる知識・技能・精神
[ 知識・技能 ]
主としてアジア地域の国々が抱える流域環境問題の現状を総合的に理解し、その問題を解決するための学術的な知識や方法論を理解できる能力
[ 精神 ]
科学技術を通した国際協力には、対象とする国々に対する理解が極めて重要です。幅広い知識と相手に対する思いやりをもち、国際的に活躍できる技術者が育ってほしいと願っています。
将来の展望
学生の皆さんが社会の中心的な位置を確保して活躍する10年から20年先には、社会構造としての持続可能性は必要不可欠な条件となっています。その時代に、社会をリードする人材を育てることが本キャリアハウスの目的の一つです。本キャリアハウスの経験を通して、冷徹な科学的思考力と豊かな感性を兼ね備えた人物として将来社会で活躍することが期待されます。
活動内容の概要
[ 1年次後期 ]
留学生との交流を通したアジア諸国の流域環境問題の理解のため、講義とゼミを行います。 90分X10回
[ 2年次 ]
- 関心をもった国や流域についての理解を深化させるため、以下を予定しています。
- 情報収集手段(書籍・文献・映画・TVプログラム・インターネット検索等)の習得に関する講義と演習 90分x4週x2期
- 教員とのディスカッションとレポートの作成 (対象地域の歴史や文化、産業、環境の状況など様々な角度からの検討と考察) 90分x4週x2期
- 流域研究の実際を理解するため、夏季休業等を利用したフィールド調査や研究施設等への見学を行います。 90分x6週x2期
[ 3年次 ]
- 関心をもった国や流域についての理解を深めることを継続します。同じ地域の情報をさらに集める場合もあれば、異なる流域を対象として比較する場合もあります。教員とのディスカッションとレポートの作成 (対象地域の歴史や文化、産業、環境の状況など様々な角度からの検討と考察を行います。)
前期;90分x7週 - 流域研究の実際を理解するため、フィールド調査や研究施設等への見学を継続します。
90分x7週x2期 - これまでの習得内容を整理し、キャリアハウス内での報告発表会の資料作成を経験します。
後期;90分x7週
活動風景
フィールド調査(海外の場合)
流域調査実習
流域研究に使われている分析機器の一つ(安定同位体比測定装置)