• 1学科複数コース制
  • 総合工学クラス
Reorganization

生まれ変わる山梨大学工学部

 これまで工学部は、「未来世代を思いやるエンジニアリング教育」をキャッチフレーズに掲げ、今後の社会における変革を技術の観点から牽引できる人材を育成してきました。
 令和6年度に開設する新しい工学部では、価値観の多様化やエネルギー問題など現代社会が抱える諸問題へ対応するために、主として、SDGs、地方創生、およびSociety5.0 の実現に貢献できる人材育成を強化します。
 そのために、主体的で多様な学びを支援する7学科から1学科複数コースへの再編、1年後に専門分野の選択が可能な総合工学クラスの新設、各専門分野においてデータ駆動型研究開発を可能とする数理・データサイエンス・AI 関連科目の強化、大学院に進学後の多様な研究活動を支援する大学院授業科目の先取り、などの新たな仕組みを設けます。

Characteristics

新たな体制の特徴

7学科を1学科複数コースに再編

  • 分野間の垣根を低くし、進路選択が柔軟となるよう変更
  • 新コースの設置により進路選択の幅が拡大
  • 情報分野(コンピュータ理工学コース)の募集人員を大幅増

クリーンエネルギー化学コースを新設

  • 化学の力でエネルギー問題を解決できる人材を育成
  • 山梨大学が有するクリーンエネルギー分野における国内有数の研究実績(燃料電池やエネルギー変換など)を活用し、新たなコースを設置

総合工学クラスを新設

  • 入学後に進む分野を決定したい、進みたい分野があるが入学後に適性を見極めたい、幅広い工学の知識や技術を学んでから専門の分野に進みたい、というニーズに対応したクラスを設置(出願時に「総合工学枠」を選択)
  • 総合工学クラス出身者を中心に全ての工学部生が履修可能な「工学の社会実践プログラム」を実施

一括入試の導入による募集人員の弾力化

  • 成績上位者からコース希望を勘案して合格者を決定
  • 総定員(365人)の枠内で各コースの募集人員をニーズ等を踏まえて弾力的に設定

学校推薦型選抜Ⅰや女子枠の導入

  • 調査書・小論文・面接等で総合評価(共通テスト不要)
  • 女子枠と一般枠の併願が可能
    ※「女子枠」受験には女子枠専用の調書が追加で必要となります。募集要項をご確認ください。

大学入学共通テストで「生物」が選択可能

  • 総合型選抜Ⅱ、および一般選抜(前期・後期)に用いる共通テストの得点として生物を選択可能.
    ※一般選抜(前期)はコースによって物理か化学を選択。 大学入学共通テストの受験を要する教科・科目や配点については募集要項をご確認ください。

工学基礎教育・デジタル教育の強化

  • コース・学部の枠を超えた、幅広い専門性を有する教員による授業を実施
  • 数理・データサイエンス・AI科目や課題解決型学習(PBL)科目等の充実化

1年次はクラスに所属、2年次から専門分野ごとのコースに所属

  • 年次が進むにつれて専門を細分化

転コース制度等による進路選択の柔軟化

  • 2年次のコース配属時に条件を満たせば他コースへの変更が可能、3年次進級時にも転コースが可能

特別教育プログラム(特P)の実施

  • 希望者は3年次進級時に専門性の高い特Pを履修可能(大学院修士課程までの一貫教育)
Movie

動画

「この大学で、私の未来を見つけたい」 山梨大学プロモーションムービー

持続可能な未来のために 山梨大学工学部「クリーンエネルギー化学コース」新設予定(令和6年4月) ~エネルギー問題を解決できる人材育成~