総合工学クラス

予測困難な時代
未来社会に向けて
「やるべきこと」が見つかる!

総合工学クラスの設置

不確定で予測困難な時代を生きるには、一つの分野に特化した知識だけでなく、工学の各分野に関する幅広い視野と、テクノロジーを使って社会を変革する意欲が必要とされます。このようなニーズに応えるため、工学部工学科では新たに「総合工学クラス」の創設を準備しています。
総合工学クラスでは1年次に各専門コースの全体像を学びつつ、社会と工学がどのように関連するのかについても理解を深めることができます。そこで得た学びをもとに、2年次以降配属される専門コースを選択することができます。

総合工学クラスは、このような希望を抱く学生にとって最適な選択肢となることを目指しています。

さらに、工学の専門知識を活用して社会課題を解決したい、そのような熱意ある学生に向けて、総合工学クラス出身者が優先的に履修可能な「工学の社会実践プログラム」の設置を構想しています。

総合工学クラスの特徴

※人数は、目安となります。

新たな工学部工学科では、1年次には入学者選抜試験(以下入学試験)で合格したコース・枠に関連するクラスに所属して学習することになります。
入学試験時に「総合工学枠」を志望して合格した学生は、1年次には総合工学クラスに所属し、工学科が設置する7つのコースで行われる教育・研究を概観しながら自身の興味・適性を見極め、2年次進級時に自身で選択したコースへと進むことができます。これは、入学時点で予め配属先のコースが決まっている他のクラスと大きく異なる総合工学クラスの特徴です。また、実務経験などを有するクラス専属の教育コーディネーターを配置し、各専門コースを担当する教員とは異なる立場で学生への進路相談や、きめ細やかな情報提供を行うことを予定しています。
注:2年次進級時には希望する配属コースを2つ選択し、得意分野、コーディネーターとの相談内容、成績などを踏まえて第1希望または第2希望のコースいずれかに配属されます。 

総合工学クラスの1年次カリキュラム

総合工学クラスでは、学生は「社会と科学技術」という必修科目を履修します。この科目では、工学科が設置する7つのコースで行われる幅広い教育・研究について各コース担当教員によるオムニバス形式の授業を通じて広範に学ぶことができます。さらに、自身の興味に応じて、4つの専門クラス(化学系・土木環境系・情報系・機械電気系)が開講するクラス共通科目から科目を選択し、履修することができます。
例えば、入学時点で既に情報系に進みたいという強い意志をもっている学生であれば、情報系クラスの科目を複数履修することができます。また、情報系と機械電気系で迷っている学生であれば、情報系の科目と機械電気系の科目をどちらも履修して、実際に授業を受けながら自身の興味・適正をじっくり見極めることができます。

工学の社会実践プログラムについて

総合工学クラスでは工学科が設置する7つのコースを横断する幅広い学びを提供すると共に、それらの専門知識を社会に生かす視野を持った人材の育成を重視しています。このような理念を実現するために、総合工学クラス出身の学生は2年次以降、「工学の社会実践プログラム」を優先的に履修することが可能です。このプログラムでは、学生は各コースに所属し、高度な専門知識を習得しつつ、山梨県立大学との連携のもとで経営学や経済学などの社会科学系の科目を履修することができます。さらに、工学部全教員および県内協力企業との協働のもとで実施されるPBL(Project Based Learning)科目を履修することで、専門知識を具体的な社会課題解決に生かす方法を学ぶことができます。
「工学の社会実践プログラム」についての詳細情報は、以下のリンクから最新の情報をご確認いただけます。

工学の社会実践プログラム »

入試情報

総合工学クラスは一般選抜(前期・後期)のみの実施となります。前期日程で総合工学クラスを志望される場合は「総合工学枠」を選択してください。また、工学部工学科の後期日程は総合工学枠のみの募集となります。詳細については募集要項をご覧ください。

選抜要項 »