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松島 永佳特任助教、酒井 優特任助教、東海林 篤特任助教らのグループが「研究成果展開事業(先端計測分析技術・機器開発プログラム)」事業に採択!

2011年11月07日

 科学技術振興機構(JST)の「研究成果展開事業(先端計測分析技術・機器開発プログラム)」に本拠点の松島 永佳特任助教、酒井 優特任助教、東海林 篤特任助教が分担開発者として参画している開発課題「燃料電池内3次元反応分布可視化装置の開発」(チームリーダー:犬飼 潤治特任教授(山梨大学 燃料電池ナノ材料研究センター))、が平成23年度新規開発課題として採択されました。

 
 「研究成果展開事業(先端計測分析技術・機器開発プログラム)」事業は、日本の創造的・独創的な研究開発活動を支える基盤の強化を図るため、革新的な先端計測分析技術・機器およびその周辺システムの開発を推進するもので、平成16年度より実施されています。
今年度は、大学や独立行政法人、国公立試験研究機関、民間企業などから267件の応募があり、平成23年度新規開発課題として17件が採択されました。
 採択課題の「燃料電池内3次元反応分布可視化装置の開発」では、発電中の燃料電池内部の任意箇所に、必要個数のマイクロサイズの検出プローブを挿入し、ガス流路からアノード、電解質、カソードにかけての平面および深さ方向の物質の同定と状態、反応過程、物理現象を高時間(ミリ秒)・空間(マイクロメートル)分解能で測定することにより、任意運転状況下の電池内の現象を3次元的に明らかにし、可視化および定量が可能な、これまでにない画期的な3次元計測可視化システムを開発することとしています。
 松島 永佳特任助教、酒井 優特任助教、東海林 篤特任助教は、「本研究によって運転中の燃料電池内の様子がわかるようになれば、燃料電池の飛躍的な小型化や大容量化も夢ではない」と話しています。

関連HP:http://www.jst.go.jp/pr/info/info827/index.html

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