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「University of Yamanashi International Symposium (UYIS)」を開催いたしました。

2011年03月07日

 先端領域若手研究リーダー育成拠点では3月4日(金)に山梨大学情報メディア館にて「University of Yamanashi International Symposium (UYIS)」を開催いたしました。

 今年度は「Symposium on River Basin Management in Asian Region」として、アジア域での流域総合水管理研究関連分野を取り上げ、現在および気候変動下での国内外の様々な水問題への解決策を提案するため、水の量と質を管理して水資源を持続的に利用できる技術とシステムの研究について、国外から有識者を招いて二つのセッションで講演を行いました。

 午前のセッションでは、特に水の量に注目し、気候変動下でも持続可能な流域の開発・管理を目指して「気候変動が流域水資源に与える影響評価」と「都市化の影響を取り入れた気候予測の可能性」に関する研究について、中国 清華大学Yang Dawen教授、本拠点の相馬一義特任助教の発表、ディスカッションを行いました。
 午後のセッションでは、“安全で安心な水”と“美しくかけがえのない水環境”をいつまでも守るための「下廃水の処理と再利用技術」と「放流後の水環境改善技術」に関する中国と日本国内の研究について、上海交通大学 Zhenjia ZHANG教授、中国科学院 Yu ZHANG准教授、本拠点の遠山忠特任助教が発表、ディスカッションを行いました。
 加えてクリーンエネルギー研究関連分野、ナノ光電子機能創生分野、医工融合世界最先端機器開発・研究分野での取り組みをポスターセッションにより紹介しました。
 たくさんの方にご参加いただき活発な議論が行われ、有意義なシンポジウムとなりました。

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