成層圏気球追跡システム

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 地上から見た晴れた空は青く見えますが、宇宙って暗いですよね。 青い空と暗い宇宙の境目はどこにあるのでしょう ? 実は意外と近いところにあります。高度 30kmくらいまで行くと大気の密度は地表の約1/100、空はすっかり暗く、代わりに地球が青く見えます。

 高度30km に飛行機で行くのは難しいですが、ゴム気球にヘリウムガスを詰め、カメラや観測機をぶら下げて飛ばすと、高度30kmからの風景を撮影したり、地上では得られない観測データを取得したりできます。  

 今、宇宙では色々な目的の人工衛星が活躍していますが、その役割の一部はこのような「成層圏気球」と呼ばれる無人の気球によって担える可能性があります。成層圏気球は宇宙ロケットに比べるととても安く、手軽にあげることができるので、それによって多くの人が自分のアイディアを気軽に試すことができるようになるでしょう。

 私の研究室では、成層圏気球の飛行経路を予測、追跡するシステムを開発し、成層圏気球を安全、確実に回収する技術の確立を目指しています。

成層圏気球追跡システム

GPSと送信機

成層圏気球追跡システム

成層圏を飛ぶ気球