マイクロデバイスの特性解析と高機能化

- 工学部 先端材料理工学科担当
- 准教授 加藤 初弘
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細菌やウイルスの大きさは右図に示したように10-6~10-9m程度です。マイクロデバイスは,このサイズで加工される微細な装置です。例えば,最下段の写真は研究室で試作したニューロン・デバイスです。ミジンコより小さなサイズで神経の働きの一部を実現しています。その中には,原子サイズに匹敵する10-9m の単位で加工も施されています。
微細なサイズのデバイス内部では,日常の感覚や常識は必ずしも通用しません。電磁気現象,熱現象,力学現象など様々な現象に量子現象というチョット不思議な現象も現れます。これらの現象を,シミュレーションと呼ばれるコンピュータを用いた計算などで解析しデバイスの設計に役立てます。「自然は数学の言葉で書かれている」のです。
研究成果は新しい機能素子として身近な携帯端末や専門家が使う医療機器,産業機器などに使用されます。
