廃棄物のリサイクルと環境安全性評価

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 私たち人間はその活動に伴って様々な廃棄物(ごみ)を出します。出さない努力は大切ですが,全く出さないわけにはいきません。環境に悪影響を与えないようにリサイクルしたり処理処分したりする必要があります。私の研究室ではこの廃棄物を対象に,主に次の2点をテーマとして研究を行っています。

1.生ごみなどの生物系廃棄物から堆肥や燃料を作る
 上の写真は家庭用生ごみ処理機です。家庭から出た生ごみを微生物の働きで堆肥に変えてくれます。生ごみを堆肥にする機器や施設には,このほかに,レストランなどで使われる業務用処理機や市町村規模で分別収集して処理する高速堆肥化施設などがあります。また,堆肥にできる廃棄物としては,生ごみのほかに畜産廃棄物や下水汚泥などがあります。この方法は,できた堆肥(コンポストともいいます)を緑農地に還元できるので循環型処理として古くから注目されてきました。私の研究室では,堆肥を効率よく作る技術や、この技術を応用して新たなエネルギー源を作り出す方法について研究しています。

2.生物を使って廃棄物の有害性を調べる
 廃棄物の終着点は最終処分場です。一度埋めてしまうと簡単には取り出せないので,埋める前に廃棄物の有害性・安全性をきちんと調べることが重要です。下の写真のミジンコのように体が小さく(体長1mmぐらい)汚染物質に敏感な生物を使って,廃棄物から溶け出す様々な汚染物質が生物に与える影響を直接調べることで,有害性を素早く簡単に検出・評価する方法について研究しています。

 <<このほか、マイバッグ推進・レジ袋削減など循環型社会の形成に向けた活動にも参加しています。>>

廃棄物のリサイクルと環境安全性評価