拠点で第4回目となる国際シンポジウムを開催いたしました。

平成25年10月13日(日)、15日(火)に国際シンポジウムを開催いたしました。

第1部では特別講演及び若手研究者の研究一般公開、第2部では国内外から有識者を招いての講演、及び若手研究者の研究成果発表を行いました。

第1部では、「山梨から未来へ~科学を楽しむ11+1の方法~」と題して、世界初の小惑星からのサンプルリターンを行った小惑星探査機「はやぶさ」の元プロジェクトマネージャーでありますJAXA教授 川口淳一郎氏をお迎えし、世界的偉業を成し遂げるまでの物語、チャレンジスピリッツや直面した困難を克服し成功に至ったマネージメント力について御講演いただきました。
また研究公開では拠点所属の特任助教が日ごろ行っています研究についてブースを用意し、ポスター・装置展示、ミニ実験などを通して、地域の皆様に紹介致しました。

 第2部では、「~山梨から世界へ~ 若手研究者による先端研究の展開」として、招待講演及び若手研究者研究成果発表を行いました。
午前のセッションでは、アジア域での流域総合水管理研究関連分野にて“安全で安心な水”と“美しくかけがえのない水環境”をいつまでも守るための「下廃水の処理・再生技術」と「下廃水からのエネルギー資源回収技術」に関する研究と、水の量に注目し気候変動下でも持続可能な流域の開発・管理を目指した「都市化を取り入れた詳細な気候変動予測の可能性」に関する特任助教の研究発表、および四川大学教授 Yue-Qin Tang氏とハワイ大学教授 Yuqing Wang氏の招待講演を行いました。

午後のセッションではクリーンエネルギー研究分野にて、今、世界中でエネルギー問題の解決策として注目されている“水素クリーンエネルギーシステム”に対して、特任助教による「燃料電池」や「水電解」といった最先端な研究成果発表と、サレント大学教授 Benedetto Bozzini氏の招待講演を行いました。
ナノ光電子機能創生分野では、“ナノメートルサイズの空間において光と電子が織りなす新しい物理現象”を基軸にし、将来的に“微小サイズかつ省エネルギーな新機能光デバイス”実現への足掛かりとなる「ナノフォトニクス・ナノオプティクス」についての研究発表と、東京工業大学教授 宗片比呂夫氏の招待講演を行いました。
 
今回はテニュアトラック制度第1期プログラム最終年度にあたり、「アジア域での流域総合水管理研究関連分野」、「クリーンエネルギー研究関連分野」と「ナノ光電子機能創生分野」の3分野をメインテーマとして、山梨大学先端領域若手研究リーダー育成拠点に所属するテニュアトラック制度の第一期6名の若手教員が5年間で行なってきた研究の集大成を発表しました。
加えて、医工融合世界最先端機器開発分野、ユビキタスナノ材料創成研究分野、クリーンエネルギー・光機能材料研究分野、融合知覚理工学分野での取り組みについて、拠点所属の特任助教11名全員によるポスターセッションを行いました。

 

 

 

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