マイハウスプラン
キャリアハウスプロジェクト

知の創造と活用

1A

nanoやまなし

担当教員・所属学科・職

担当教員 所属学科
矢野 浩司(代表) 電気電子工学科 教授
孕石 泰丈(副代表) 機械工学科 准教授
白木 一郎(副代表) 電気電子工学科 准教授
【機能グループ】    
内山 智香子 電気電子工学科 教授
二宮 啓 クリーンエネルギー研究センター 教授
白木 一郎 電気電子工学科 准教授
チェン リー チュイン 電気電子工学科 准教授
橋本 一成 電気電子工学科 助教
【材料グループ】    
垣尾 省司 電気電子工学科 教授
鍋谷 暢一 電気電子工学科 教授
村中 司 電気電子工学科 准教授
東海林 篤 クリスタル科学研究センター 准教授
【加工計測グループ】    
居島 薫 先端材料理工学科 准教授
孕石 泰丈 機械工学科 准教授
内山 和治 先端材料理工学科 助教 准教授
酒井 優 先端材料理工学科 准教授
浮田 芳昭 機械工学科 准教授
【デバイスグループ】    
矢野 浩司 電気電子工学科 教授
小野島 紀夫 電気電子工学科 准教授
山本 真幸 電気電子工学科 准教授
加藤 初弘 先端材料理工学科 准教授
【共通基礎グループ】    
石川 陽 先端材料理工学科 准教授
坂野 斎 基礎教育センター 助教

特徴

このハウスでは、未来の社会を支える様々な科学技術の先端研究を肌で体感できます。
私たちの身のまわりにはパソコン、液晶テレビなど工学の研究から生まれた製品がたくさんあります。このような製品が生まれてくる背景には新しい現象の発現とその理解、新材料の加工や計測評価があり、最終結果として製品に仕上がっていきます。例えば、レーザー光はナノメートル(1 nmは10億分の1 m)という微小な空間で、物質と互いに作用しあって、興味深い新しい現象を次々と生み出しています。このハウスに参加している教員は、このような新現象を発現する新機能材料を作製、加工、計測評価し、新しい製品に仕上げる研究、また重要な概念や考え方・原理を導き出す研究を行っています。このような最先端の研究の一端に触れ、自分の手と頭をフルに使うことにより、誰もが子供の頃に経験したであろう感動を思い出し、研究者・技術者としての第一歩を踏み出すようサポートします。

初年度は、より深く探求してみたい研究分野やテーマを見つける機会とします。そのためハウス所属学生は1週間に1度、4つのグループ(機能、材料、加工計測、デバイス)のいずれかを回り、各研究室の教員・先輩学生から研究分野の説明をうけ、実習・演習をします。さらに、基礎共通グループの研究室において、実習・演習で疑問に思ったこと、よく分からなかった事柄を解決します。本ハウスは自ら課題を見つけて取り組んでいく意欲のある学生を育成したいと思っています。

キーワード

  • 各種半導体材料(透明導電膜、太陽電池、圧電、有機、強磁性)
  • マイクロ・ナノ構造形成(工作機械、化学エッチング、原子分子操作、スピン)とナノ物性計測(超高真空・強磁場、電子顕微鏡、近接場光学顕微鏡)
  • フォトニックデバイス・エコデバイス作製と評価技術
  • レーザー光を用いた様々な基礎技術(流速計、分光、原子冷却)
  • 実験を支える基礎理論(光・電子物性、量子光学、量子情報、電磁場と量子論、相対論)

習得できる知識・技能・精神

[ 知識 ]

  1. 各種半導体材料の光・電子物性の基礎と応用
  2. 圧電材料の基礎と応用
  3. ナノデバイスの原理と基礎
  4. レーザー光をはじめとする実験の基礎となる理論(光・電子物性、量子光学、量子情報、電磁場と量子論、相対論など)

[ 技能 ]

  1. 超高真空装置の取り扱い方法
  2. スパッタリングなどによる薄膜作製
  3. 工作機械や化学エッチングなどによるマイクロ・ナノ構造作製
  4. レーザー光学技術
  5. 光学・電気的評価方法
  6. 極低温・高磁場ナノ物性計測
  7. 各種顕微鏡
  8. 計測器の取り扱い方法
  9. デバイス設計・製造・評価方法
  10. 数値計算手法

[ 精神 ]

  1. 「習うより慣れよ」
  2. 「不思議発見」
  3. 「遊び心」
  4. 「本質探求」
  5. 「自ら手を動かし、課題を見つけて解決しようという意欲」

将来の展望

上記の活動を基に、卒研、大学院での研究活動、ひいては将来のキャリアへと連続的に繋がるよう系統的なキャリアハウスにしていきたい。

活動内容の概要

[ 1年次後期 ]

次年度以降、より深く探求してみたい研究分野やテーマを見つける機会とする。そのために、キャリアハウス所属学生(原則2人一組)は1週間に1度(90分)、4つのグループ(機能、材料、加工計測、デバイス)を回り、各研究室の教員、学生から研究分野の説明をうけ、実習・演習を通して最先端の研究分野の一端に触れる。また、基礎共通グループの研究室において、実習・演習で疑問に思ったこと、よく分からなかった事柄を解決するための演習を適宜行う。

[ 2年次 ]

1年次での実習を基に、各自、希望する研究グループ、あるいは研究室を決定し、問題解決のための技能を磨く実習を行う。

[ 3年次 ]

2年次での実習を発展させ、実験技術の向上と理論的知識の獲得を目指した実習と演習を行う。

活動風景

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