修士課程2年の谷島さんらが2017年度人工知能学会研究会優秀賞を受賞

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2018年07月10日

 大学院修士課程コンピュータ理工学コース2年の谷島健斗さん、大学院総合研究部の岩沼宏治教授、山本泰生助教の論文が、2017年度の人工知能学会研究会優秀賞を受賞しました。

 この賞は、人工知能学会研究会において発表された過去1年間の研究から、独創性、学術・技術上の寄与と波及効果、表現のわかり易さを考慮し、特に優秀なものを選定し与えられるものです。

論文:負の相関ルールマイニングの効率化のための飽和アイテム集合からの極小生成子の高速抽出
   谷島 健斗、岩沼 宏治、山本 泰生
   人工知能学会 第112回知識ベースシステム研究会資料
   SIG-KBS-B508-04,2017年11月24日
   https://jsai.ixsq.nii.ac.jp/ej/?action=repository_uri&item_id=9007

論文概要:

 昨今ビックデータ処理に関連して、データ中に潜む潜在的な関係を抽出する技術を開発することが重要になってきています。本研究は岩沼教授・山本助教の研究グループがこれまで取り組んできた潜在的ルールの抽出を目的とした負相関ルール抽出に関する研究を更に発展させたものです。負の相関ルールはデータ中に非常に多く内在するため,負ルールの集合を圧縮して抽出することが非常に重要になりますが,極小生成子はそのキーとなる重要技術です。本研究では,この極小生成子を高速抽出する3種類のアルゴリズムを提案し,実証的比較評価を行い,併せて現時点での問題点と解決の方向性を示したものです。

 この受賞論文は、2017年度に発表された研究のうち,特に優秀なものとして選出されたものの一つで、独創性,学術・技術上の寄与と波及効果,表現のわかり易さを考慮し,特に独創性を重視したものです。

参考HP(人工知能学会):http://www.ai-gakkai.or.jp/About%20us/jsai_award-sig/#INCENTIVE

 

 

 

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