青柳孝大さん(修士課程2年生)が優秀発表賞を受賞

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2016年12月06日

 大学院修士課程2年生(人間システム工学専攻)の青柳孝大さん(指導教員:森澤正之教授・鈴木裕助教 情報メカトロニクス工学科)が、平成28年11月26日に前橋工科大学で開催された、日本福祉工学会第20回学術講演会において、優秀発表賞を受賞しました。

 受賞した演題は「動的時間伸縮法による耳管通気音の類似度判定についての要素研究」です。共著者は森澤正之教授(情報メカトロニクス工学科)、鈴木裕助教(情報メカトロニクス工学科)、阪田治准教授(東京理科大学)、遠藤周一郎助教(医学部)、今村俊一院長(今村耳鼻咽喉科めまい・難聴クリニック )です。

 耳管とは中耳と咽頭とをつなぐ器官で、異常があると、難聴を引き起こしたり、痛みを感じたりします。耳管状態の治療と診断に用いられる方法として、耳管通気法が行われています。これは、咽頭口から耳管内に空気を送り込み、空気が耳管を通過する際に生じる音(通気音)から診断する方法です。本研究では、通気音を採取し、音響信号処理によって耳管の状態を推定することについて検討しました。研究成果と共に、発表の分かりやすさ、質疑応答の明確さが評価されて受賞されました。

 青柳さんは「大変光栄に感じます。熱心にご指導いただいた森澤先生・鈴木裕先生をはじめ、医学部の先生方、ご協力いただいた方々に深く感謝いたします。さらに成果をあげられるように研究に取り組んでいきます。」と語っております。

表彰状

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