社会人博士課程の埋橋英夫さんが鳥養名誉教授、角田准教授とともにターボ機械協会論文賞を受賞

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2016年07月04日

(左)角田博之准教授 (中央)埋橋英夫さん (右)鳥養映子名誉教授

 

 埋橋英夫さん(大学院社会人博士課程機能材料システム工学専攻、指導教員堀裕和教授)が鳥養映子名誉教授、角田博之准教授とともに、「平成27年度ターボ機械協会論文賞」を受賞しました。平成28年5月20日東京大学で開催された第43期一般社団法人ターボ機械協会総会において、授与式が行われました。

 受賞対象となったのは「半経験的相似則に基づく家庭用送風機の設計法について」で、本学大学院総合研究部の鳥養映子教授、角田博之准教授との共同研究です。

 この研究は、3種類のファンの性能評価式を統合し、性能に影響する羽車形状のパラメータを適切に選択することで、風量、風圧、動力、騒音を一つの計算式で表現することができるというものです。これにより、省エネ、騒音低減、原価低減を行う際に、熱交換器やユニットとのマッチング精度が向上し、新規ファンの設計期間短縮につながることを実証することができました。

 受賞した埋橋さんは、「レベルの高い他の論文の中から選ばれたのは、鳥養先生、角田先生のおかげです。今回、送風機について研究が一段落したので、引き続いて、エアコン3大要素の熱交換器の性能向上を目指して研究活動に励みます」と話しています。

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