大学院

人間環境医工学専攻(生命情報システム学コース)

生命現象と多様な情報をシステマティックに解析

生命情報システム学コースは生命工学・知能情報科学・先進医用工学を教育研究の柱として、生命現象に関わる多様な情報をシステマティックに解析し、幅広い生命および情報科学分野に貢献できる研究者及び高度技術者の養成を行います。本コースでは3分野で構成されています。

生命工学分野では健康の増進、病因の解明、組織再生及び生命環境の修復等を目指して、機能性生物資源探索並びにバイオインフォマティックスの研究と教育を工学的見地から行います。細胞の老化、障害に関わるメカニズムとその反応を遅延・修復させる医薬・健康食品開発、組織再生に関わる技術と実用化を目指した研究を行います。また、生命を扱う技術者としての倫理、安全管理を重視した教育を行います。

知能情報科学分野では人とコンピュータの情報処理システム機構の研究に基づいて、高臨場感マルチメディア通信システムや医療情報通信システムに対応できる高度な研究技術者を養成します。既存の研究科において修士までの教育を受けて基礎学問を修得したものを受け入れて、知能情報に関する課題を医学・情報学を中心として分野融合的に取り組み、新しい視点と方法論を展開できる研究技術者を養成します。

先進医用工学分野では、医学、材料工学、精密工学、電子工学の融合により、高齢者や身体機能に障害を有する人々が、健常者と同等のQOLを獲得するための再生医療工学研究、斬新な医療用機器、介護機器、さらには低侵襲治療、遠隔医療の基盤技術の研究を行います。本領域の研究を推進することにより、バリアフリーの社会環境整備の促進に貢献します。

主な研究テーマ

生命工学分野

  • 人工生体機能制御系の開発とそれによる物質生産
  • 有用微生物(酵母、放線菌、きのこ等)の探索、分子育種及び利用
  • 生命現象の数学的解析(多次環の表現論及びトポロジー、計算幾何学)
  • 物理学を主とする観点からの環境科学
  • 病原真菌のゲノムサイエンス
  • 工学的手法による胚性肝細胞の分化制御

知能情報科学分野

  • マルチメディアと感情デザイン研究
  • マルチモーダルインタラクションのモデルとシステム設計/評価方法
  • 音の脳処理モデル、ニューラルネットワーク研究
  • 画像処理と表示システム、ロボティクス
  • 高次推論、定理自動証明システム、WEBインテリジェンス
  • 超高速インテリジェントネットワークの開発とその運用に関する研究

先進医用工学分野

  • トライポジー(摩擦磨耗潤滑)、バイオトライポロジー(人工関節、皮膚など)
  • マイクロマシン技術による蛋白質フィルター、圧力センサー、神経システムのマイクロデバイス化
  • バイオセンシング、人の信号処理機能応用(診断支援・再生医療装置開発)、植物用インキュベータ
  • プラズマ応用医工学(機器・環境の滅菌、病原性微生物の不活性化)、プラスチック材料の表面処理
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