高精度信号処理と低消費電力動作の両立が可能なミックスドシグナル集積回路実現への挑戦

総合研究部 工学学域 機電情報システム工学系 兼本大輔

兼本助教研究室HP: http://www.sp.es.yamanashi.ac.jp/~kanemoto/

 

高度な信号処理を行う情報機器では「自然界の情報であるアナログ信号」と「コンピュータの計算で用いられるディジタル信号」の両方を扱うことが多く、両信号を処理するミックスドシグナル集積回路がますます重要になっています。近年では、特にスマートフォンなどバッテリー駆動の携帯情報端末でミックスドシグナル集積回路の重要度が高まっており、信号処理の精度は保ちつつ「低消費電力動作が可能な集積回路を実現」することが社会的に求められています。

そこで私は、「ディジタル信号処理技術を活用することでアナログ回路部に求められる設計仕様を緩和し、システム全体の消費電力削減が期待出来る無線受信機のためのミックスドシグナル集積回路」や、「回路ブロックを共有することで、実施する信号処理方法は変えずに回路実装規模のみを削減し、低消費電力動作が可能になるアナログ・ディジタル間インターフェースとしてのミックスドシグナル集積回路」等に関する研究活動を行い、課題解決策を示してきました。これらの研究の成果は、学会や財団等より賞を頂けるなど(例えば[1]-[5])、注目を集めています。今後も引き続き研究を進め、社会に役立つ集積回路の実現を目指した挑戦を続けていきたいと考えています。

 

 

設計した集積回路と評価基板

 

兼本先生の最近の研究成果についてはこちらをご覧ください

[1] 公益財団法人 山梨科学アカデミー 第20回山梨科学アカデミー奨励賞 受賞

[2]国際会議 IEEE COOL Chips 2014 Best Poster Award  受賞

[3]電子情報通信学会 平成25年度学術奨励賞  受賞

[4]電気学会 平成26年電子・情報・システム部門研究会 優秀論文発表賞  受賞

[5]一般社団法人 エヌエフ基金 2013年度研究開発奨励賞 受賞